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新製品
2026.7.3
Tarmac SL9インプレッション

「Time to Finish」
誰よりも早くゴールに辿り着いた者が勝者。

 

その当たり前に立ち帰り、レーシングバイクとは何かを突き詰めたのが「すべてを征す一台」Tarmac SL9だ。
新モデル公開の度に自転車業界に波を起こす新型Tarmacが、ツールドフランスに合わせてついにベールを脱いだ。
今回はスペシャライズドジャパンにて行われたテストライドイベントでのライドフィーリングをご紹介。
当店でもすでにご成約をいただいているこの「Tarmamc SL9」
ぜひ検討の材料にしていただければ幸いです。
バイクの詳細についてはブランド公式HPをご覧ください。

 

 

「剛性目標やハンドリングはTarmac SL8と変わらない数値を狙って作った。」
テストライド前の製品説明でこの言葉を聞いてしまったからなのか、普段マイバイクとしてTarmac SL8を所有する私は、乗り出してややしばらく全く違いを感じることが出来なかった。

 

 

普段私はRAPIDE SPRINT CLXを使用している。
今回試乗車にセットされていたのはRAPIDE CLXⅢで、普段よりリムハイトが低く、軽量なROVALのフラグシップホイールだ。

信号の多い市街地を抜け、加速と減速を繰り返す中で少しスピードを出す区間に入るとやや軽快感や加速の鋭さを感じ始めた。

 

 

印象が大きく変わったのは、平坦のフリー区間に入り自由走行が解禁されたシチュエーション。
テストライダー達は示し合わせたように、安全確認を行いながら順次スプリントで加速して行き、Taramc SL9の加速を確かめる。
フロントフォークが前後にやや広がっていたり、シートチューブもタイヤに沿って太くなっているからか、若干の硬さとかかりのよさを感じる。
これは上りのフリー区間でも同様で、かかりの良さを感じる場面があった。
私の感覚的にはTarmac SL8より若干剛性を高く調整している様に感じた。

 

 

乗り心地の良さは変わらずしなやかで、コントロール性は抜群に良い。
この点は相変わらず素晴らしく、同社のTPUチューブとCOTTONタイヤとの組み合わせも間違いない。

 

15km程のライドを終えての感想は、空力に関して正直に言うと、私は45km/hで−4wの削減を感じ取れるほど繊細な体ではなかったようだ。
スムーズな加速と誰でもコントロールしやすいハンドリング。間違いなく「現代のフラグシップロードバイク」の中の1台だった。

 

 

しかしながら、舵角を制限するためのアイテムやヘッドチューブを細くするためのステアリングコラムの変形、ブレイクアウェイを想定したボトル一本状態のでの空力特性の向上やダウンチューブ、シートポストのブラッシュアップなど、まさにマージナルゲインを積み重ねて完成度を押し上げたTarmac SL9は究極に向けてまた一歩あゆみを進めた事は確実だ。

 

 

これだけの進化ポイントを揃えながらも、重量はフレームサイズにもよるがSL8比で数グラムの微増で抑えた。

いかにリアルなデータを収集し、設計に生かしていくか。
現実世界で早く走れるかにこだわって仕上げられたTarmac SL9。

 

サイクルプラザではS-Works Tarmac SL9の試乗車をご用意する予定です。
ぜひ店頭にて「すべてを征す一台」を体感してください。