「やめる勇気」と「続ける力」。 この二つは、スポーツだけでなく、人生そのものを支える大切な軸だと、私は40年近くの挑戦の中で学んできました。
これは、特別な才能の物語ではありません。「動けば道は開ける」 というシンプルな真実を信じて歩んできた記録です。
もしあなたが今、何かを始めたい、続けるか迷っている、やめるべきか悩んでいる、もう一度挑戦したい そんな気持ちを抱えているなら、 この物語が少しでも背中を押せたら嬉しく思います。

60歳を迎えるにあたり、人事からは 「定年後も継続してほしい」 とありがたい申し出をいただきました。
しかし、心のどこかで 「これまでの経験を、別のフィールドで試してみたい」 という思いが強くなっていました。
そんな折、業界の知人から 「北海道でスポーツバイクの小売店を手伝ってくれる人を探している」 という話をいただきました。
数日悩んだ末、妻に 「行きたいんだけど、いいかな?」 と相談すると、 「いいよ。でも、あんまり頑張りすぎないでね」 と、一枚上手の返事が返ってきました。
定年退職の数日後、そのまま北海道へ単身赴任しました。 札幌サイクルプラザに入社し、現在は店長として働いています。

関東から九州まで店舗開発をしてきた私にとって、北海道はまさに“未開の地”でした。 競合するスポーツバイクショップも多く、 「ここならスポーツバイク文化を根付かせることができる」 と感じました。

